Towa Bird / Gentleman

Genre: Alt RockIndie PopArtist: Towa Bird

(ここに感想を書きます)

(Haru)

Influences

Le Tigre / Bikini Kill / Jimi Hendrix / The Strokes / Blur(本人の発言から)

Release Info

  • Year2026
  • LabelInterscope
  • FormatLP

SS Report

概要

ギタリストでシンガーソングライターの Towa Bird の2作目のアルバムです。2026年5月15日に Interscope からリリースされました(イギリスでは Polydor)。デビュー作『American Hero』(2024年)に続く作品で、全11曲です。レッドのカラー・ヴァイナルでも発売されています。

Towa Bird は1999年に香港で生まれ、タイやロンドンでも暮らしました。2021年に Interscope と契約し、ロサンゼルスに移っています。

ジャケットは、おそろいのピンストライプのスーツを着た「2人の Towa Bird」が並ぶ構図です。

制作

録音はロサンゼルスとブルックリンで行われました。Billie Eilish のアリーナ・ツアーのサポートを含む、1年間のツアーのあとに録音されたそうです。

プロデューサーは、元 Chairlift の Patrick Wimberly です。MGMT、Blood Orange、Solange などを手がけてきた人で、2人でアルバムを丸ごと作るのは初めてです。曲やプレイリストを送り合いながら作業したそうです。

「Dirty Habit」は、Towa Bird、Reneé Rapp、Patrick Wimberly、Julio Tavarez の共作です。

「All Gone」には、Bikini Kill と Le Tigre の Kathleen Hanna が参加しています。

シングル・代表曲

  • Gentleman(2026年2月ごろ。表題曲)
  • Dirty Habit(2026年3月。アルバムの発表と同時に公開)
  • Dog(先行曲。時期は未確認)
  • All Gone(Kathleen Hanna が参加)/ 69 BPM / Victoria(最後の曲)(レビューで挙がる曲)

本人の発言

  • Towa Bird は、「Gentleman」はステージ用の別人格ではないと話しています。Ziggy Stardust や『IGOR』、Silk Sonic のような、ひとつの世界を表すものだそうです。(uDiscover、2026年)
  • 前作との違いを、前作がパブなら今作はカクテルバーだ、とたとえています。(uDiscover、2026年)
  • このレコードは、多くの意味で自分自身との会話のようだと話しています。どの曲も「自分の見た目のように聴こえる」のが気に入っているそうです。(uDiscover、2026年)
  • タイトルについては、この言葉に「gentle」と「man」、つまり女性性と男性性の両方が組み込まれているところに惹かれたと語っています。ファッションやジェンダー表現、アンドロジニーを通じて共感したそうです。(Wonderland、2026年)
  • 騎士道的な古い意味の「gentleman」という言葉を取り戻すのは楽しかった、と話しています。クィアの視点を当てることにワクワクしたそうです。(Dork、2026年)
  • 前作より多くのリスクを取り、安全策をやめたと話しています。居心地の悪さは、自分のために前向きなことをしている証だ、とも語っています。(FEMMUSIC、Dork、2026年)
  • 制作の1年間は、ずっと Le Tigre と Bikini Kill を聴いていたそうです。Kathleen Hanna の参加の話を最初に聞いたときは、絶対に実現しないと思ったと話しています。(Dork、2026年)
  • 長いインストゥルメンタルの部分を恐れない Miley Cyrus の姿勢を、今作に取り入れたと語っています。「69 BPM」と「Dog」の2曲は、「双子ではなく姉妹」だそうです。(Wonderland、2026年)

評価

  • DIY(Louisa Dixon、2026年):否定的な評です。前作からの後退で、ラジオ受けを狙いすぎているとしています。プロデュースが過剰で、計算されたヒット狙いに聴こえるという留保が中心です。「All Gone」だけは本人らしさがあると書いています。
  • FLOOD(A.D. Amorosi、2026年):好意的な評です。パンクの怒りと四つ打ちのディスコを掛け合わせ、ポップの家父長制を崩しにいく作品としています。Prince のポップロックや The Stooges を引き合いに出しています。
  • Clash(Robin Murray、2026年、短いニュース記事):見出しは「subversive triumph(破壊的な勝利)」です。ジェンダー規範を吹き飛ばすポップのアイデアの連なりとし、「All Gone」と「Dog」を推しています。
  • Melodic Magazine(Rae Bozeman、2026年):クィアとしての「最高傑作」と呼び、ジェンダー表現とアンドロジニーへの自信を称えています。
  • Dork(Felicity Newton、2026年):前作より肩の力が抜けて遊び心がある、としています。Billie Eilish とのツアーで得た自信が出ていると評し、「All Gone」をいちばんに挙げています。
  • Stereoboard(Laura Mills、2026年):賛否が混ざった評です。序盤は鋭い物語と強いギターで高揚するが、後半は勢いが続かず単調になる、としています。

出典

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